藤子・不二雄Fミュージアムにて(著者撮影) |
ドラえもんが押し入れで寝ている様子を見て「自分も押し入れで寝てみようかな」と憧れる人も多いでしょう。そんな押し入れでの睡眠体験は、実際には可能なのでしょうか?本記事では、ドラえもんが寝ているような押し入れでの睡眠について、可能性や方法、注意点などを探ってみたいと思います。
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ドラえもんの押し入れベッドの特徴
ドラえもんがベッドにしているのは、のび太くんの部屋の押し入れの中段です。布団を敷いているだけの簡易的なベッドのようです。
押し入れを寝室として使う
一方で、押し入れを寝室として使うというアイデアは、実際に可能です。特に、居住スペースが限られている都市部や小さな住居では、押し入れを有効活用することで、スペースを節約することができます。
しかし、押し入れは物を入れるスペースとして設置されているので、人が過ごす場所として考えられて作られたスペースではありません。押し入れを寝室として使う際には、以下の点に注意しながら環境を整えることが重要です。
ドラえもんのように押し入れで寝る方法
耐荷重を確認する
中段を利用する場合、十分な厚さの底板があるか確認する必要があります。中段の耐荷重は70kgと言われてますが、薄いベニヤ板だけであればコンパネを設置するなどの補強をする必要があります。重さに不安がある場合は下段を使う方法をオススメします。
扉を外して通気性を確保する
清潔な状態を保つ
押し入れの中を清掃し、埃やカビなどを取り除きます。防カビ・防ダニシートなども設置しましょう。
快適な寝具を用意する
押し入れのサイズにあったマットレスや布団を敷いて寝具を整えます。
適切な照明を設置する
押し入れ内には十分な明るさの照明を設置し、使い勝手の良い照明環境を整えると快適に過ごすことができます。
音や臭いに注意する
押し入れ内では、外部からの音や臭いが気になることがあります。遮音材や消臭・芳香剤などを活用して快適な環境を作りましょう。
注意点やポイント
空気を循環させる
布団やマットレスの下にスノコなどの通気性を良くする素材を敷きましょう。それでもやはり狭い空間ですので、寝ている間に自分から発生する汗や呼吸によって湿気は籠ります。押し入れに向かってサーキュレーターを回したり、除湿剤を置いたりの対策は必要です。
防災面への配慮
押し入れ内で、タバコなどの火気を扱うのは厳禁です。また、地震に備えて布団以外のものを置くのはやめましょう。
快適かは個人による
押し入れでの睡眠は個人の好みや体調によって異なります。狭すぎて寝がえりが打てず眠れない人もいれば、狭い空間が落ち着いて良く眠れる人もいます。
まとめ
ドラえもんの押し入れベッドのように押し入れで寝ることは、実現可能です。押し入れを寝室として活用し、快適な睡眠環境を整えることで、夢のような寝室体験を実現できます。ただし、注意点やポイントに留意しながら、自身に合ったスタイルで取り組むことが重要です。